
母を偲ぶ49日法要。前日からの雨は嘘のように上がり、空は澄み渡るような青さで、まるで母の穏やかな笑顔を映し出しているようでした。参列してくださった方々、懐かしい顔ぶれに囲まれ、少し寂しさはありましたが、温かい気持ちでいっぱいになりました。
78年間、波乱万丈の人生だった母。幼い頃の苦労話、結婚してからの喜びや苦悩、そして私たち子供たちとの日々。思い出は尽きることがありません。あの笑顔、あの優しさ、あの厳しさ…全てが今の私を形作っているのだと実感します。
法要では、僧侶の方の読経が静かに響き渡り、母の霊前で、これまでの感謝の思いを込めて、ゆっくりと手を合わせました。故人の冥福を祈る祈りの声が、風に乗って空高く昇っていくようでした。
法要後、親戚一同と集まり、母の思い出話に花が咲きました。笑いあり、涙ありの温かい時間。それぞれの思い出話を通して、母の生き様、そして母の愛の深さを改めて感じることができました。
78年という歳月、母の生き様は、私たちにとってかけがえのない宝です。この先も、母の教えを胸に、前向きに生きていこうと強く思いました。母、本当にありがとう。そして、安らかに眠ってください。