
エコラリアと繰り返しって、似てるけど意味合いが違うんですよね。
エコラリアは、聞いた言葉をそのまま繰り返す“反響言語”のことなんです。例えば、支援者が「おやつ食べる?」って言うと、本人も「おやつ食べる?」ってオウム返しのように繰り返す、そんな場面があります。
ASD(自閉スペクトラム症)のある方や、知的障害のある方によく見られますが、言葉を理解したり、自分の気持ちを表現する準備段階として出ることもあるんです。つまり、意味のないものじゃなくて、コミュニケーションの橋渡しとしての役割を果たしてる場合もあるんですよね。
一方で、「繰り返し(反復行動)」は、同じ行動や動きを反復する特性のこと。
たとえば、手をパタパタしたり、同じ道を行き来したり、あるいは同じ質問を何度も繰り返したり。これは感覚の調整や、ストレスや不安の解消のために起こることが多いんですよね。
エコラリア=言語の特性、
繰り返し=行動の特性。
見た目は似ていても、起きている理由や背景はまったく違うこともあるんですよ。