
ポンコツ管理者のトンです。
「『◯ね、◯す』といった言葉を使う子どもが増えた それを厳しく禁じない大人も増えた」的な投稿を見かけ、確かになと思いました。ただ行為に対する叱責を伴った強い指導の有効性には疑問を感じます。
そもそも子どもは「言葉の重み」を感じにくいからです。
ある子どもが同じクラスの子に、「八つ裂きにしてやる」と言いました。
私はその子に「八つ裂きってどういう事?」と問いました。
子どもは答えることができません。
私は「八つ裂きって、◯◯さん(相手方)の頭から先の尖った棒を突き刺して切り裂くことだけど、本当にそうしたいの?」と問います。
子どもは答えることができません。
相手より優位に立ちたいが為に強い言葉を使い、一瞬胸がすく。
して欲しくない経験です。
そんな言葉を使ったところであなたの素晴らしさは何も変わらないのだから、他者への攻撃より自分の良さに目を向けて欲しい。
私が子どもを褒めまくる理由のひとつです。
一方で、「本当に八つ裂きにしたい」と言う子もいます。こう言った子に対してはどう接していけば良いのか考えてみようと思います。
おまえなんかちんちん、うんこだ!
おまえこそちんちん、うんこだ!
そうか、俺たちはちんちん、うんこなのか…
そんな風に子どもたちの集団意識を育てたって良いじゃないか。
良くないですね。すみません。
調子に乗りました。
一昔前、某論破王の「それってあなたの感想ですよね」も勤務先で流行しました。言葉の意味を正確に理解している子はほぼいませんでした。メディアやネットで耳にする言葉はやはりインパクトがありますね。だからこそ、子どもたちの近くにいるからこそ綺麗な言葉を使いたいと考えてくださる児童指導員さんの存在は、本当にありがたいです。
常に気持ちが不安定でそれ故暴言を吐くことがやめられない子がご指摘のケースに当てはまると考えています。きめ細かい対応が求められ時間もかかりますが、とにかく丁寧に関わることが大切かなと思います。
どんな子も暴言をピタッとやめられる魔法の手立てってないのが現状だと思います。言葉の意味について考えることもひとつの手段にすぎません。息子さんがニュースに対してなぜそこまで怒るのかといったところにヒントがあるのかなと感じました。もどかしいところですが、時間をかけて関わってあげて欲しいなと思います。